英雄の生涯[音楽]

リヒャルト・シュトラウスの名曲「英雄の生涯」を今週演奏する。伝記のような作品と言われているが、どうだろう。本当にシュトラウスの意図だったのだろうか。彼の友人で作家のロマン・ロランに「私は英雄ではない。その強さを持ち合わせはいない。戦いは望んでは無く、静かに平和に暮らしたい」と打ち明けていたそうだが。当時は演奏もこの曲の生い立ちに関しても賛否両論があったようだ。偉大なものほど両極端の意見があるものだ。

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」と同じES−DUR、ご存知の通り6つのパートに分かれた交響詩で途切れなく演奏される。本人34歳の作品で、既に「英雄の引退」なるお話を音楽にするくらいだから、相当なもの。若さとか関係ないけど当時の風当たりは強かっただろう。その辺がまた素敵なんだけどね。ユーモアと毒たっぷりで素晴らしい。もしマジメに自伝だ!という意味を込めて書いたとしても、凄い作品だから文句言えません。こんな曲を書いて残してくださったシュトラウスさんに感謝です!

短絡的だけど1930年以前の曲なので古典奏法?なんて事も頭をよぎりますが、試験的にやるには難しい環境であります。今回配置は「現代通常配置」(笑)個人的には対向が望ましいのですが。ヴィヴラート、あまりかけない演奏ってのも面白いと思うだのがぁー。使用法、場所、幅や量、全くかけないでPUREな音で奏でる美しさや柔らかさというのも、19世紀末の音楽に適応するはずだと思うのだけど。。。

明後日からの練習が楽しみであります。ちなみに読響さんは2004年8月以来です。

 
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