東フィル+マーラー1番[練習]
22,23日の本番に向けての練習が始まりました。20日は休みなので飛び練です。今日は和光にて。響きのよいところので練習はゴージャスな気持ちになります。今回は本番会場の文京シビックでも練習出来るので有り難い事です。マーラー1番は過去に何度もやったことがある曲ですが、毎回演奏する度に新しい発見があります。

彼の交響曲の中で一般的には7番や9番が「難解な作品」とされていますが、僕はそうは思いません。曲として演奏する際に技術的に難しいとは言えない「巨人」は、実は曲として「聞かせる」演奏をするのが最も難解なのではと思います。マーラー自身も、この曲を演奏する際に「大変難解な曲である」と言っています。演奏上の構築が最も難しいのだと思います。それに比べて6番などは本当に「良くできている」作品ですよね。大変長いですが。

過去に僕は7番、8番と「大地の歌」以外は全て演奏してきましたが、今でも1番は何度やってもなかなか「しっくり」きません(笑)ちなみに7番はもちろんやってみたい曲ですし、たっぷり勉強した事もありますが、激しく難解であります(汗)しかし、名曲です!

マーラーの残してくれた交響曲を比較すると、作品として1番の完成度はお世辞でも素晴らしいと言えないし、「指揮者への注意」などあらゆるマーキングやコメントが楽譜の中に散りばめられていて、それが自然な音楽の流れを作るために作曲家が意図的に、そしてもちろん好意的な気持ちを持って書いたのだと思うのですが、逆に邪魔になっていることもあります。簡単に言えば「書きすぎ!」と文句を言いたいこともあります(笑)ですが、マーラー自身の心意気を強い想いを感じるので、とことんまでつきあってありのままを再現するのが、僕たち音楽家=再現芸術家の仕事なんだと思います。

今週の演奏がどうなるのか、僕自身もとても楽しみにしています。


 
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