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昨夜の本番のプログラムはベートーヴェン「皇帝」とバルトーク唯一ののオペラ「青髭公の城」でした。ナレーター、ソプラノ、バリトンの3人。1時間15分くらいの短いオペラ。ダニエルは数年前にラ・スカラで演奏して大好きになったそうで、是非彼と相性の良いバイエルン放送響と演奏したかったでそう。彼にとって念願叶ったステージ。配置は通常配置、ビブラートはかけるかけないをうるさく言わないで、彼等の持つ「引き出し」を自由に解き放った素晴らしいバランス感覚の伴奏。Paul Lewisさんというブラボーなソリストは細やかで、フレーズ感と和声感が素晴らしかった。DHの伴奏はびたっと寄り添うように、ピアノの音色に繊細に反応するオケのいきたい方向を促邪魔せずに、でも、しっかりDHカラーを出す超絶職人芸。凄かった。まじで。僕が言うのもなんだけど数段ランクアップしてる。後半のバルトーク、正直知らない曲でハンガリー語だったから難しいかなぁと思ったのだけど、ドイツ語の対訳がシンプルなドイツ語だったので僕のレベルの低いドイツ語の知識でもあらすじは追えました。音楽が圧巻。ソリストが強烈。DHの作り出す世界観はほんとに脱帽だった。またやられたよ、こいつに。凄いね、DH。最高。毎回驚きがあるよ、おまえさんの本番は。勉強になる。ありがとう。バルトークのオペラ、やってみたくなった。あぁでも日本じゃ受けないだろうなぁ間違いなく(笑)客がまず入らないだろうな。。。聞いた充実感もあったけど、素直に興奮した。終わってすぐにDHに会いに行く。ピットで演奏しているほうが、曲の良さが伝わったかも、と一言。ステージの上に全員が一緒に居ると、なんだか音楽を邪魔しているようで気になった、と彼には珍しい事を言っていたのが印象的だった。存在感ばりばりでしたよ、DH。でも全く邪魔していなかったから心配なし。音楽と完璧にシンクロする業は、誰がなんと言おうと神懸かってるからね。MCOのツアー楽しみになってきました。あ、その前に新日振りに行きますね。練習のぞいてみよう。皆さんもいきましょうね。きっと素敵な体験ができるとおもいますよ。
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神奈フィル定期からベートーヴェンばかり演奏しています。定期のミサ・ソレムニス、久々にお邪魔したセンチュリーさんとの「運命・田園」の黄金プロ(皆さんお疲れ様でした!またお邪魔します!)OEKと静岡でのコリオラン・7番・プロメテウス。。。そしてこの後2月の1週目にはABCベートーヴェンチクルスの最後を飾る2+3番、2週目にはOEKと「第九」です。凄いですね、ここまで並ぶと。演奏していない曲を数える方が少ないなんて(笑)

予定が過密で体力勝負ですが、音楽的には充実してます。頭の中が音でパンパンになってて、寝ても覚めても音楽漬け。朝起きた瞬間に何か鳴っている状況なので、きついと言えばきつい。頭が休まらないのも良くないかもしれませんが、こういう時間も必要なのかも。この後も体調を整えて頑張ります。

静岡グランシップでのコンサート、2日で4公演とハードなものでしたが、中学生のみんなにはエンジョイしてもらたと信じています。演奏している方も、マラソンを走ってるかんじで、若干ハイになり気味で、これはこれで面白かったです。音楽も体力勝負です!

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金沢入り。空港からタクシーで移動中に見えた温度計は3度。さすが北陸。冬が好きな僕は、ピリっとした空気が心地よく感じます。

時差ボケが酷く、眠りが浅く偏頭痛と軽い熱にやられてますが、明日から(もう今日か)の練習に気合いを入れつつ準備。久々の第九。そして僕の30代最後の録音。この録音でベートーヴェン交響曲を全曲録音終了ということになります。僕はなんてラッキーなんだ!

2003年2月の2番と7番の録音から6年、この壮大なプロジェクトを実現してくださったワーナークラシックス、AVEXそしてOEKの事務局の皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました!そして集大成である今回の録音を最高の物にするために、全力でやりたいと思います。宜しくお願いします!

金沢と大阪の本番にご来場くださる皆さん、楽しみにしていてくださいね。
多忙な秋。夜は冷え込むようになりましたね。冬が近い。立命大の練習から、あっという間にベートーヴェン4番の録音&本番、そしてKPOの音楽鑑賞会が終わり、この秋最後の京都での練習も終了。。。今週は久々の日フィルさん、11月に入ればKPOと文化庁と海老名公演。そして待ちに待ったベルギー行きです。

ブルージュを拠点にしているFlanders Symphony Orchestraにお招きいただいております。数年前からお声をかけていただいていたのですが、なかなか予定が合わずにいました。やっと実現します。今回の滞在は3週間。3日間の練習、4回本番と録音です。ホール使用許可の問題があり(他のオケと共有)日程にばらつきがあるので、中4日とか空いたりもします。ま、気長に楽しんでくるつもりです。もう寒いんやろなぁ。。。

12月頭までベルギーで、帰国後は月末までどかーっと演奏会&録音があります。秋から冬にかけて音楽家たちは自分の時間が少なくなりますが、大変有り難いことですね。引き続き体調管理に気をつけて、突っ走っていきたいと思います。皆さんもお気をつけて!
あっという間に今年も3月になりましたね。忙しくしていると時間がたつのが早いです。先週から旧友のダニエル・ハーディングが来日中。新日フィルさんと2週間の公演。先週の幻想も驚きいっぱいの素晴らしいコンサートでした。今日はサントリーで死と変容&英雄プロ。いいですね、このプログラム。練習は相変わらずスパルタでした。自分の頭の中にある世界が現実になるまで絶対に諦めません。要求の質とレベルが高く、新日さんも一生懸命応えてくださっています。

今月は1本仕事があって、あとは来月頭からのベートーヴェンチクルスと録音の準備です。月末には九州で久しぶりのモーツァルトプロをやらせて頂いて、直後に神奈フィルの就任初定期があります。僕もそういえば英雄やりますね(笑)今年もまたベートーヴェンをたくさん演奏する機会を頂きますが、新たな発見に期待をしています。古典は難しいけど、ほんとうにやり甲斐があります。そして多くの音楽家の皆さんと一緒に音楽を作っていく作業は楽しくてたまりません。

ちなみに4月にもう1本、僕が心待ちにしている本番があります。東フィルさんとの共演でラフマニノフの2番をはじめて振らせていただきます。この曲に出会ったのが指揮者になりたいとはじめて思った15歳の時。多感な10代にはショッキングと言えるほど、美しくロマンチックな曲でした。今まで一度も取り上げることなかった作品をどう皆さんと創っていくのか、いまから楽しみです。あ、もちろんノーカットで演奏しますよ(笑)
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3日間の録音が終わりました。素敵なCDをシエナと一緒に作れました!実は来週、誕生日なのですが、録音終了時にサプライズで祝っていただいて感激しました。39歳になっても、多くの皆さんに祝っていただけるなんて、僕は本当に幸せものです。皆さんありがとうございました!いただいたプレゼントは大事に使わせていただきます!

さて、場所はかわって大阪。昨晩遅くに入りました。今日はご縁があって落語家の桂雀々さんとお会いすることができました。なんて面白い素敵な方!毎秒笑わせていただきました(笑)
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年明け早々から録音開始です。3日間の贅沢なセッション。このご時世に、ほんとうに有り難い機会を頂いております。AVEXに感謝!2日間を終えて、明日が最終日。細かい作業が多いので、疲労は尋常ではないですが、良いものを作る課程ってやっぱり楽しい。見て下さい、プレイバックを聴いているシエナの皆さんの真剣な眼差しを!(笑)
大阪での本番は6月以来で4ヶ月ぶりになります。実はシューマンの1番「春」は演奏したことがないことに、先ほど気がつきました。シューマンの交響曲はベートーヴェンやブラームスなどと並べて、学生の頃から必死に勉強しましたし、指揮科での題材に上げられることも多数ありました。1番もよく振った覚えがあったので、オケとの演奏会でやったことがなかったなんて、考えもしませんでした(汗)

というわけで、初お披露目です。大好きな曲の一つで、この時期なんで春?とツッコミもあるかもしれませんが、まぁいいじゃないですか(笑)名曲ですし、この際思い切り楽しんでください。

マンフレッド序曲は過去に何度か演奏したことがあり、その度に悩まされながらも背筋がゾクゾクしながら演奏させていただいてます。名曲だよなぁ、これは。

そしてもちろん「運命」は自分たち指揮者にとって、巨大な難関です。いろんなところで何度も告白していますが、毎回振らせていただく度に恐ろしい曲だと感じます。今回も楽譜を見ながら、とてつもない作品だと再認識し、またスコアを開く度に新たな気づきがありました。18日にどんな演奏になるか楽しみです。

そして僕の尊敬する矢野輝弘選手と阪神タイガースがクライマックスシリーズで中日ドラゴンズと戦います。僕の「運命」の日が初戦です。勝利を祈ってみんなで応援しましょう!



9月に入ってあ!!!!!っという間に月末になりました。3年ぶり?の京都で過ごした時間は楽しく、相模大野で気の良いシエナとナイスな本番をやって、今は福岡にいます。九響+上海、ハノイ、釜山のオケのメンバーの合同で、楽しくやらせていただいています。

明日が本番で終わり次第自宅へ戻り、すぐに東フィルさんと千葉定期の練習です。今年二回目の「田園」。どんな音になるのか楽しみです。

秋も深まってまいりました。少しずつ肌寒くなっていています。皆さん、夜は1枚上着を持って出ましょうね。あ、それと、あまり食べ過ぎないように!
先日は我が同志である下野竜也がサイトウキネンを振りました。絶対に聞き逃せない本番。ヨメサンと車で松本へいきました。頑張って行った甲斐がありました。素晴らしい演奏だったし、オケもお客さんも竜也を盛り上げてくれて、たくさん祝福してくれました。あぁほんとに良かった!たつや、おめでとう!

終演後は小澤先生にもご挨拶できたし、良かったです。そういえば、今日は先生の誕生日です!いつまでも元気でいていただきたいですね。
シエナのツアー、始まりました。秋田→大館でまず2公演終了です。秋田は完売、大館はほぼ完売でシエナ共々喜んでおります。有り難うございました!

明日は札幌公演です。PMF時代から札幌が大好きなんですが、シエナと行く札幌はまた格別なんですよね。佐渡さんに会う度に「ええなぁ聖響、札幌いけてぇ」と言われます。すみません、佐渡さん(汗)

札幌の後は茅ヶ崎、伊勢崎、そして定期演奏会と3連続公演。体力勝負になります。がんばります。

来月の頭はABCシリーズ第二弾です。数年前にシューマンの交響曲2番、4番をプログラムしましたが、3番を大阪で演奏するのは初めてになります。4曲の中でも一番完成度の高い曲だと思いますし、ベートーヴェンのコンチェルトとの組み合わせは絶妙です。かなり気合いの入る本番ですので、皆さんも是非楽しみにしていて下さいね。
大フィルさんと「復活」の練習中です。大規模な交響曲で、内容は1番の比較にならないほど(失敬)密度の濃い素晴らしい作品です。この曲を演奏するに当たって、考え事をしていたときに思い出した事がありました。

15歳の時、小澤征爾先生をテレビで拝見して、僕は指揮者になるんやー、と決心したきっかけになった番組で先生が振っていらした曲、実はこの「復活」だったんですね。最終楽章のコーダがあまりにも強烈だったことを忘れていた事実にまず驚いた。おい、忘れんなよ、こんな大事なことを。長年眠っていた記憶の箱の中身が勢いづいて溢れ出て、その当時の出来事などがありありと蘇ってきた。あの頃の自分は自分があまり好きじゃなくて、でも、マーラーは大好きで、小澤先生も大好きで、音楽が好きで好きでしょうがなかった。

あーええこと思い出したなぁ、と喜んでいる次第です。ある意味「復活」ですねぇ(笑)
巨匠がお亡くなりになりました。もう二度とあの美声を聴くことが出来ないのが寂しいです。ご冥福をお祈りいたします。
先週から4日間の録音が終わりました。須川大先生、最高でした。東響の皆さんもお疲れ様でした。今回は新曲あり、アレンジ物ありの盛りだくさんな録音になりました。僕も発売が楽しみですw さて明日から1週間のお休み。4月以来です。ちょっとだけゆっくりします。
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玉木さんとベートーヴェン対談。切れ味鋭い質問と深いところまで思考させてくれる言葉のキャッチボール、あっという間の3時間でした。次回がまた楽しみです。来年の夏にバレエの服部有吉君とご一緒しますが、来年に向けての撮影があった。素敵なスタッフの皆さんのサポートの中で素晴らしい写真を撮って頂いた。感謝! 明日から関西フィルさんと練習。何年ぶり? そういえば11月なのに全然寒くないですね。温暖化ですねぇ。とはいえ、朝方と夜は若干冷え込むので皆さん風邪など引かませんように。

指揮の大先輩で、現在僕と同じ事務所に籍を置いておられるチョン・ミョンフンさんが、ドイツの伝統を担う古参のオーケストラ/シュターツカペレ・ドレスデンと共に来日、東京と大阪で公演を行います。詳細はこちら
http://www.imx.ne.jp/info/2006/0916.html

チョンさんは、韓国、そしてアジアから世界に羽ばたいた指揮者。アジア出身の指揮者としては、小澤先生同様に、最もヨーロッパ・アメリカで活躍されているんじゃないでしょうか。特にフランスやイタリアでの活躍は素晴らしいですね。

シュターツカペレ・ドレスデンは、1548年に創立された世界最古のオーケストラのひとつで、ワーグナーやR.シュトラウスの楽曲を多く初演している、まさに「生きた化石」のような素晴らしいオーケストラです。「燻し銀」と譬えられるその独特の音色と力強さは本当に魅力的で、僕もいつの日か共に演奏したいと願うオーケストラのひとつです。友人のダニエル・ハーディングも来年はこのオケでマーラーの大作、交響曲第九番で欧州ツアーを予定しています。これも聴きたいものですね。

今回の演目はベートーヴェン『運命』『田園』と、ブラームスのVN協奏曲と交響曲第4番という超正統派プログラム!これは聴かない手はありません!もちろん僕も聴きに行きます。皆さんに是非ともホールへ足を運んでいただいて、生の音を体感していただきたいと思います!

東京デビューコンサート、聴きに行って参りました。シューマン2番+ブラームス2番、僕も一度やってみたいプログラムでした。関西方面で5回の本番を踏んだ後の公演だったらしく、なかなかの熱演でした。印象としては細部まで作り込んでいたこと、オケのメンバーも曲を良く理解していたこと、そして変な緊張も無く全員が気持ちよく弾いていたと思います。あともう一つは多国籍の良さを強く感じたことです。勢いがありますね、若さだけではなくて。佐渡さんはかなり気合いが入っていたようで、本番後もとても満足しておられたように思いました。ただ、一言面白い事をおっしゃっていました。「しかし俺たちは大変な仕事を選んだもんやなぁ(笑)」と。

実は来年の5月にお世話になる予定でございまして、今回はお客の一人として聞きましたが、来年の共演が本当に楽しみになりました。どんな曲をやるのか、これから考えます。終演後楽屋へ顔を出したところ、ラムルー管で一緒に演奏した奏者や、PMFアシスタント時代に学生だったプレイヤーが何人かいて、わざわざ挨拶をしてくれました。元気そうで、そして充実した顔を久しぶりに見られてなんだかとっても嬉しくなりました。

会場は沢山の音楽関係者がいらっしゃって、ご挨拶するだけでも大変でした。皆さんやはりこの新しいオケに興味津々なんですねw

東京シティフィル定期演奏会から10日間の休暇を頂きました。5月からほぼ毎週のように練習と演奏会で飛び回る日々が続き、特に夏は殆ど自宅に居なかったのでここぞとばかりに自宅を満喫。少し涼しくなった今頃にちょっと立ち止まれる時間を頂けたのは幸運でした。

シティさんとの定演はとても協力的かつ意欲的なオケの力と、曲の持つ力が融合した、実り多き時間でございました。皆さん本当にお疲れ様でした。

しかし今月はロシアづいております(笑) 昨日まで日フィルさんと生誕100年という記念すべき年を迎えた大作曲家ショスタコーヴィッチの交響曲第5番の練習でした。これまで何度も取り上げてきた曲ですが、この曲の複雑さと混沌さを演奏する度に感じます。表現全てにおいて必ず裏があると言っても過言ではないくらい、必ず「含み」があり、まともに正面を向いて正直に語ることが
出来なかった時代を象徴するような有り様です。
有名な最終楽章の「歓喜」は心からの歓喜ではなく強いられたものであると、作曲家自身が語っています。これぞまさしくあの時代を物語るエピソードではないでしょうか。素直に喜べない、頭に銃口を突きつけられながら、行進しろ、歩け、そして笑えと言われることなど現代においては有り得ない世界。平和な時代に生まれた私たちの挑戦は、昔あるところである時に起きていた忌まわしい現実を想像し、そして表現しなければいけないことです。はたして私たちの想像力がどこまで通用するのでしょうか。心から敬意を込めて、想像力の限界に挑戦いたします。

昨日はAVEXのconventionがあり、シエナと短い曲を演奏しました。全国のCDショップの方々への紹介と交流という主旨のもので、4年ぶりに作曲家の加古隆さんにお会いしました。相変わらず素敵な方で、色んなお話を聞かせていただきました。作曲の方法、「白い巨塔」、「博士の愛した数式」など映画音楽についても勉強になるお話をしてくださいました。いつかまた共演させて頂けたら嬉しいです! 

ドイツがロスタイム決勝点。開催国の意地を見ました。ポーランドは素晴らしいディフェンスで見応えのある試合でした。その他の試合、実はほとんど見ていますw ビデオに溜め録りをして朝起きてみるパターンですが、やはりW杯は緊張感があって良いですね。最高のパフォーマンスを最高のステージで魅せてくれる選手たちに感謝します。サッカーを見ているだけで本当に勉強になりますね。

6月13日にお亡くなりになったことを、今日の録音時に知りました。録音スタッフ一同、OEKではお世話になりました。先生のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

6月16日追記:
遅ればせながら指揮者の佐藤功太郎さん、そして作曲家のジェルジ・リゲティさんがお亡くなりになりました。お悔やみ申し上げます。

リヒャルト・シュトラウスの名曲「英雄の生涯」を今週演奏する。伝記のような作品と言われているが、どうだろう。本当にシュトラウスの意図だったのだろうか。彼の友人で作家のロマン・ロランに「私は英雄ではない。その強さを持ち合わせはいない。戦いは望んでは無く、静かに平和に暮らしたい」と打ち明けていたそうだが。当時は演奏もこの曲の生い立ちに関しても賛否両論があったようだ。偉大なものほど両極端の意見があるものだ。

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」と同じES−DUR、ご存知の通り6つのパートに分かれた交響詩で途切れなく演奏される。本人34歳の作品で、既に「英雄の引退」なるお話を音楽にするくらいだから、相当なもの。若さとか関係ないけど当時の風当たりは強かっただろう。その辺がまた素敵なんだけどね。ユーモアと毒たっぷりで素晴らしい。もしマジメに自伝だ!という意味を込めて書いたとしても、凄い作品だから文句言えません。こんな曲を書いて残してくださったシュトラウスさんに感謝です!

短絡的だけど1930年以前の曲なので古典奏法?なんて事も頭をよぎりますが、試験的にやるには難しい環境であります。今回配置は「現代通常配置」(笑)個人的には対向が望ましいのですが。ヴィヴラート、あまりかけない演奏ってのも面白いと思うだのがぁー。使用法、場所、幅や量、全くかけないでPUREな音で奏でる美しさや柔らかさというのも、19世紀末の音楽に適応するはずだと思うのだけど。。。

明後日からの練習が楽しみであります。ちなみに読響さんは2004年8月以来です。

岩城宏之先生の代役でOEK定期演奏会を振らせて頂きました。プレトークにはTVでお馴染みの池辺晋一郎さんがいらっしゃいました。公演後のレセプションではお得意のダジャレが炸裂、かなり面白いお方でした。本当にネタの宝庫のような方で、毎回何かをおっしゃるたびに僕の方を見てニヤニヤされていたのが楽しくて。いやー笑いましたよ。

本番は楽しかったです。相変わらずの事なんですが、OEKさんは集中力があり本番で滅茶苦茶良い音なんですよ。シューマンはきっと喜んでくださったと思います。明日は高岡市での公演です。気を引き締めていってまいります。

公演後にサイン会をしましたところ、ヨンジュン氏のイベントもいきました、と仰って遠いところからわざわざ来て下さった方がいらっしゃいました。雨の中本当にありがとうございました。またぜひご来場くださいませ。

公園の中にある響きの良い素敵なホールでした。センチュリーにとっては程よいサイズのホールで、気持ちが良かったです。演奏会はアットホームな雰囲気で、後半の「田園」前に少しおしゃべりをさせて頂いたのですが、聴衆の皆さんから暖かい空気を感じたので話やすかったです。

また是非来年のモーツァルトシリーズなどでいってみたいなぁと思った次第です。ぜひぜひぜひ(笑)

 

 

 

 
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